卒業しました
2015年1月30日付でピクシブ株式会社を退職しました。 2013年7月から業務委託で参加して同じ年の10月に就職したから働いていた期間は1年と7ヶ月くらい。せっかくなので退職エントリーでも書いてみたいと思います。
入社したきっかけ
はRubyKaigi2013。Ruby界隈のイベントにほとんど参加したことなかった当時、知り合いもほとんどいないしせっかくなのでスタッフで参加してみるか、と思って参加した。会期中2日目にGithub主催のdrink-upに参加した時に現マネージャーの方に会って話したのがきっかけだった。その当時フリーランスのRailsエンジニアとしてやってて、面白い会社あれば一緒に働けたらなぁと考えてた所に業務委託の話を頂いたので、pixiv面白いかもと思ってオフィスにお邪魔させてもらった。その時感じたのはエンジニアがすごい楽しそうに仕事してるし、エンジニアの人たちのレベルがめちゃくちゃ高いし、オフィスが賑やかな感じで面白そうだなーと思った。3ヶ月間渡米した後だったので、シリコンバレー的な自由な雰囲気ですごいエンジニアが多い会社に働きたいなーと日本に帰ってきたけど、そんな会社日本にそうそうないだろうなぁと思ってたら、そこにあった。なのでここしかない!!と思ったのを覚えている。
この1年半でやったこと
BOOTH開発
エンジニアが8人ぐらいいるチームでのチーム開発。全員が優秀なエンジニアのチームで働くのは素晴らしい体験だった。From scratchで開発できたし, Railsを使って1年半ずっと開発できたのはよかった。 本当に好きなサービスなのでこれからも益々発展することをお祈りしています。
RubyKaigi2014もスタッフで参加した
RubyKaigi2013をきっかけに会社に入ったし、Rubyを益々好きになるきっかけを頂いたので2年目の2014は感謝の気持ちでスタッフさせてもらった。前年より知り合いが結構増えてたし、トークの内容もかなりわかるようになっててRuby力の成長を感じた。また2015年もスタッフとして参加できたらしたい。
神奈川Ruby会議01で登壇した
@bash0C7さんの紹介で登壇する機会を頂いた。トークセッション「Rubyと俺達の生存戦略」というコーナーで登壇させて頂いた。今までどういう経歴でエンジニアとしてやってきたか、という内容を話した。初登壇だったし緊張してたのでうまく話せたかはわからないw 少しでも誰かの心に刺さればいいなぁ。
Rubyコミュニティのへの参加
Shibuya.rb
一番最初に参加したRubyコミュニティであり、一番参加している勉強会。最近たまにLTとかするようになった。
Ginza.rb
2回くらい参加した。こちらも雰囲気が好きでこれからももっと参加したい。
Rails寺子屋
高専生をメインにRailsを教える会、の講師役で2回ほど参加させてもらった。新しく学びたいという人に教えるのは本当に楽しい。
Ruby / Ruby on Rails ビギナー勉強会
勉強会で知り合った方が主催してたのでたまたま遊びに行って講師役として参加させてもらった。社会人向けのビギナー勉強会でこちらも新しくRailsをやる人が集まってもくもくする会。
Javascriptにちょっと手を出した
同じチームにめちゃくちゃJavascriptが出来るメンバーがいたので、色々と教えてもらった。 NodeやBackboneにも興味が出たのは彼のおかげなので感謝してる。
Growthhack的なこと
Lean Analtyicsを読んだりHooked modelの本を読んだりして、サービスをGrowthの視点から見る事を学んだ。やったことはGoogleAnalyticsでPVみたり特定のアクションの件数を追ったり。もうちょっと踏み込んでアクティビティログを取って、Elasticsearch・Kibanaとかで解析できるようにまでやりたかったところ。データを視覚化するのっておもしろい。
なんで辞めるのか
pixivがエンジニアにとって最高な環境なのは間違いない。いつも技術の話にあふれてるし、サービスをどう良くするかをいつも話している。新しい情報に敏感な人が多いし勉強会に参加してる人も多い。尊敬するエンジニアがたくさんいていつも刺激を受けてすばらしい環境だ。 だけど、いつからか会社の方向性とのずれをいつしか感じるようになった。 会社はこれから規模を大きくしていく過渡期にあるような感じ。やる事も人もどんどん増えていく。個人的にはプログラミングでも、私生活でもシンプル、ミニマルが好きな自分からすると、多くの物をやるよりも重要な少ないものにフォーカスする事が好き。会社のメインのプロダクトを社員全員が同じ方向を見ながらやっていく方が好きだなぁと感じるようになった。他にも色々あるけど主な理由はそんな感じ。
1年7ヶ月いて思った事
世の中には到底追いつけないようなレベルのエンジニアはいる
海外から日本に来たエンジニアのレベルがすごすぎて、超ウィザード級のハッカーってこれかって思った。それ以外にも尊敬するハイパーなエンジニアがたくさんいる。それを目の当たりにして、めちゃくちゃがんばってもそれぐらいのレベルになった時、この人たちはもっと先に行ってるんだろうなぁと感じた。すごすぎる人たちを目の前にして自分のレベルを思い知る。でも自分にはまた違う才能があるはず。。と信じないとやっていけないw もちろん自分もエンジニアとしてもっと経験を積んでいきたい。でもそういうのを知れたから、じゃあこんなエンジニアがもっと増えるためには、もっと能力を発揮してもらうために出来ることはって考えるようになった。
考え方が違うエンジニアと働くのは楽しい
エンジニアでも一人一人考え方が違う。意識する場所が違う。サービスのスピード、セキュリティ、ソースコードの綺麗さ、モデルの設計の仕方、レビューに対する考え方、サービスとはどういう物か、ユーザーが求めているものは何か。いい出したらきりがない。別々のバックグラウンドを持って別の視点を持ってる人と働く事によって気付かされる事が多くある。自分が得意なところもあるし、苦手なところもある。それぞれ能力を発揮したり、補い合ったり、チームで開発する楽しさを学んだ。なので多様性は大事にしていきたい。また個人的には女性エンジニアとかももっと増えてほしい。サービスを作る側の人がまだまだ男性が多いので女性目線からもアイディアが出てくると何か変わってくるんじゃないかなぁとか思ってる。
そして、これからやりたいこと
直近の予定
たぶん当分はフリーランスとしてRailsのエンジニアとしてやっていくつもり。Railsエンジニアをやりながら、Airbnbで稼ぐつもり。こちらに関してはまた書きます。ものすごく働きたい会社に出会ったら就職もあるかもしれない、、けど正社員で働く日本のスタイルがもう自分に合ってないのではと思い始めてるのでちょっと違う働き方を模索したいなぁというところ。世界中旅行しながらリモート勤務で週3,4働いて、とかがありえる時代、そういうのにもチャレンジしてみるのもありなんじゃないかなぁとか。そんな会社が日本にあるかわからないけど。
中期的にやっていきたいなぁと思ってること
ざっくりいうとコミュニティ活動をもっと積極的にやっていきたい。
ギークハウス
今住んでるギークハウス界隈の活動をやっていきたい。ギークハウスの運営やるとか。ギークハウスは面白い人が多いし、色んな人と出会うきっかけも多い。ギークハウスに住んでエンジニアになる人もいるからそういう人を支援したいし、地方の学生とかはとりあえず1ヶ月くらい住めばいいんじゃないかなーと思ってる。
女性のエンジニアが増えるためになんかしたい
あまり具体的なアイディアはないけど、あれば積極的に支援したい。RailsGirlsとかWoman Who Codeとかもっと盛り上がってほしいし、参加出来るチャンスがあったら参加していきたい。
海外からくるエンジニアの交流場所を作りたい
アメリカ行って思ったのは、日本に興味持ってるエンジニアが結構居るなーという感じ。日本人エンジニアがシリコンバレーを意識する事は多いけど、実際海外から日本にくるエンジニアは結構いると思う。そんな海外のエンジニアたちが日本に来た時に立ち寄ってくれて日本人エンジニアと交流出来る場所とかあったら素敵だなぁと思うので作りたい。
おわりに
Life is an astounding journey
人生は素晴らしい旅である。ってディズニーも言ってた。また一つの旅を終えて、次の旅に出る。そんな感じ。別れも悲しいけど、これは同時に無限の選択肢を手に入れたのと同じ。おもしろそうな事に手を出しつつ、自分らしくまたがんばっていきます。1年7ヶ月の間、お世話になった方、本当にありがとうございました。これからもよろしくお願いします。
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