The paradigm shift

saboyutaka’s diary なんかかく(ブログn回目)

ギークハウス新宿を退去しました

geejuku

2014年10月からギークハウス新宿に入居し、今年の8月いっぱいで退去することになったので11ヶ月間お世話になりました。ギークハウス元住吉の住人の知り合いもエントリー、ギークハウス元住吉を退去しましたを書いていたので触発されて書くことにしました。

ギークハウス新宿に住んで良かったこと

1. アクセスが便利

自称?もっとも便利なギークハウスである、ギークハウス新宿。代々木駅と新宿駅にだいたい7~8分くらいで行ける距離なので、どこに行くにしても便利です。羽田に行くにも新宿駅からリムジンバスで30~40分で行けるので便利。自分は渋谷や恵比寿あたりに行くことが多かったのですが、自転車で30分以内で行けるので電車に乗る機会がだいぶ減り満員電車に乗るストレスを回避できるのはけっこう大きいです。

2. 設備が充実

入居に必要なものがほとんどなく、共有されているものに家電製品やシャンプー、ボディソープ、食品、調理器具、PC用ディスプレイ、洗濯機、乾燥機などが揃っています。また共有物ではないものの、持ち主がシェアしているものでApple TV, アイロン、自転車の整備グッズなどがあります。なので持ち物がほとんどない状態から住めます。僕自身、持ち物がスーツケース1つにすべて入るくらいの量で生きているので、何も持たずに入居できるのはとても良かった点です。(定住モードだったので若干服は多めに買ったけど、また引っ越すにあたって色々捨てた) 個人的に洗濯が家事の中でももっとも嫌いなので乾燥機が設置されて生活品質が上がった気がします。 書くまでもないですが光回線のインターネットを常に使えます。これないと生きていけないですよね。

3. 住民がweb界隈の人が多いので話しが通じる

プログラミング用語やTwitter, Facebookでバズってる記事などが通じるので話しが盛り上がりやすいのと、みんな話しながらラップトップ触ってても不自然じゃないのは楽ですね。みんな何かしながら常にラップトップ触っているので外の人から見るとすごい変な空間に見えると思いますが、しっかり会話にはなりますw

4. いろんな人との交流をする機会が住んでいると発生する

ギークハウス新宿では不定期でゆる飲みと(お酒を飲む人も飲まない人もゆるく食べながら話そうというゆるい飲み会?食事会)をやっていてパブリックに公開しているので、他のギークハウス界隈の住民やWebに興味がある人などが頻繁に遊びにきます。また住民にボードゲームが好きな人がいて彼がよくイベントを行っていたり。 あと、ギークハウス新宿の特色の一つで、1部屋(ドミトリー、4人)をAirbnbで募集し海外旅行客が遊びに来ます。ギークハウスと銘打ってやっているので、エンジニアの人も多く遊びに来ます。過去にはベイエリアのMicrosoftのエンジニアや30年近く前からLinuxを触っているというフランスのエンジニアや、スタートアップのCEO、世界一周旅行しながら仕事している人など、様々な国から様々な働き方をしている人が海外から自分の住んでいるところに、日本人と話したくて遊びに来ます。 色んな人に会ってみたいけど方法がよくわからないと思う人はとりあえず面白そうなシェアハウスに住むといいんじゃないでしょうか。

5. プログラミング技術が身につく(かも)

住民にエンジニアやデザイナーをやっている人が割と多いので、住民同士で教えあったり突発的に勉強会が始まったりします。Ruby, Rails, Python, Git, AWS、その他便利なwebサイトの情報共有など興味があるものを教えあったりすることがあります。技術本も本棚にたくさんあるので、学びたい気持ちさえあれば環境は整っているので、これからプログラミング始めたい人、自分の範囲外の話を聞いてみたい人は遊びに来るといいと思います。

6. 英語が自然と話せるようになる(かも)

4でも書いた通り常に外国人が家に遊びに来るので、リビングに毎日外国人がいる状況です。エンジニアも多いし、遊びに来ている外国人は日本人と話したくて遊びに来ているので、お互いしっかりした文法の会話でなくても汲み取って話すことができます。Airbnbを始めてから住人の全体の英語スキルがだいぶ向上し、英語を話す恐怖心みたいなものがだんだんなくなっているなと実感できるほどに変化したように感じます。

7. スプラトゥーンで遊べる(遊べてた)

共有でWii Uが置いてたのですが、スプラトゥーンを軽い気持ちで購入してみたらどっぷりハマってしまいました。共有でWii Uがなければたぶん買ってなかったと思います。結果、僕ともう一人の住民がずっとプレイしてて、遊びに来た外国人は朝も夜もプレイしている姿をみて「You're addicted....(お前中毒者だな...)」と毎回行って部屋を出て行きます。 セカンドリビングを占拠してスプラトゥーンやってましたが、僕が退去するのにあたってWii Uを買い取るので、またやりたい人がいたら買ってください。(ハマりすぎすみません) イカやりましょう!

こんな人は住むといいのでは

  • Web界隈の人
  • これからプログラミングやりたい
  • 東京に出てエンジニアになりたい学生、会社員の方(これは強くおすすめ、エンジニアやるなら一度は東京来た方がいいです)
  • webが好き
  • 一人暮らしコスト高すぎワロタな人

これから

個人的な理由で年末くらいに沖縄に移住しようと思っています。が、月1くらいは東京を行き来するようにしたいのでギークハウス新宿にもこれからもお世話になることが多そうです。ぼんやり、ギークハウス沖縄をrebuildさせたいなーとか思っているのでもしかしたらやるかもしれないのでその時はギークハウス新宿のような雰囲気のギークハウスを作りたいなと思います。

入居などの情報はこちら

卒業しました

2015年1月30日付でピクシブ株式会社を退職しました。 2013年7月から業務委託で参加して同じ年の10月に就職したから働いていた期間は1年と7ヶ月くらい。せっかくなので退職エントリーでも書いてみたいと思います。

入社したきっかけ

はRubyKaigi2013。Ruby界隈のイベントにほとんど参加したことなかった当時、知り合いもほとんどいないしせっかくなのでスタッフで参加してみるか、と思って参加した。会期中2日目にGithub主催のdrink-upに参加した時に現マネージャーの方に会って話したのがきっかけだった。その当時フリーランスRailsエンジニアとしてやってて、面白い会社あれば一緒に働けたらなぁと考えてた所に業務委託の話を頂いたので、pixiv面白いかもと思ってオフィスにお邪魔させてもらった。その時感じたのはエンジニアがすごい楽しそうに仕事してるし、エンジニアの人たちのレベルがめちゃくちゃ高いし、オフィスが賑やかな感じで面白そうだなーと思った。3ヶ月間渡米した後だったので、シリコンバレー的な自由な雰囲気ですごいエンジニアが多い会社に働きたいなーと日本に帰ってきたけど、そんな会社日本にそうそうないだろうなぁと思ってたら、そこにあった。なのでここしかない!!と思ったのを覚えている。

この1年半でやったこと

BOOTH開発

エンジニアが8人ぐらいいるチームでのチーム開発。全員が優秀なエンジニアのチームで働くのは素晴らしい体験だった。From scratchで開発できたし, Railsを使って1年半ずっと開発できたのはよかった。 本当に好きなサービスなのでこれからも益々発展することをお祈りしています。

RubyKaigi2014もスタッフで参加した

RubyKaigi2013をきっかけに会社に入ったし、Rubyを益々好きになるきっかけを頂いたので2年目の2014は感謝の気持ちでスタッフさせてもらった。前年より知り合いが結構増えてたし、トークの内容もかなりわかるようになっててRuby力の成長を感じた。また2015年もスタッフとして参加できたらしたい。

神奈川Ruby会議01で登壇した

@bash0C7さんの紹介で登壇する機会を頂いた。トークセッション「Rubyと俺達の生存戦略」というコーナーで登壇させて頂いた。今までどういう経歴でエンジニアとしてやってきたか、という内容を話した。初登壇だったし緊張してたのでうまく話せたかはわからないw 少しでも誰かの心に刺さればいいなぁ。

Rubyコミュニティのへの参加

Shibuya.rb

一番最初に参加したRubyコミュニティであり、一番参加している勉強会。最近たまにLTとかするようになった。

Ginza.rb

2回くらい参加した。こちらも雰囲気が好きでこれからももっと参加したい。

Rails寺子屋

高専生をメインにRailsを教える会、の講師役で2回ほど参加させてもらった。新しく学びたいという人に教えるのは本当に楽しい。

Ruby / Ruby on Rails ビギナー勉強会

勉強会で知り合った方が主催してたのでたまたま遊びに行って講師役として参加させてもらった。社会人向けのビギナー勉強会でこちらも新しくRailsをやる人が集まってもくもくする会。

Javascriptにちょっと手を出した

同じチームにめちゃくちゃJavascriptが出来るメンバーがいたので、色々と教えてもらった。 NodeやBackboneにも興味が出たのは彼のおかげなので感謝してる。

Growthhack的なこと

Lean Analtyicsを読んだりHooked modelの本を読んだりして、サービスをGrowthの視点から見る事を学んだ。やったことはGoogleAnalyticsでPVみたり特定のアクションの件数を追ったり。もうちょっと踏み込んでアクティビティログを取って、Elasticsearch・Kibanaとかで解析できるようにまでやりたかったところ。データを視覚化するのっておもしろい。

なんで辞めるのか

pixivがエンジニアにとって最高な環境なのは間違いない。いつも技術の話にあふれてるし、サービスをどう良くするかをいつも話している。新しい情報に敏感な人が多いし勉強会に参加してる人も多い。尊敬するエンジニアがたくさんいていつも刺激を受けてすばらしい環境だ。 だけど、いつからか会社の方向性とのずれをいつしか感じるようになった。 会社はこれから規模を大きくしていく過渡期にあるような感じ。やる事も人もどんどん増えていく。個人的にはプログラミングでも、私生活でもシンプル、ミニマルが好きな自分からすると、多くの物をやるよりも重要な少ないものにフォーカスする事が好き。会社のメインのプロダクトを社員全員が同じ方向を見ながらやっていく方が好きだなぁと感じるようになった。他にも色々あるけど主な理由はそんな感じ。

1年7ヶ月いて思った事

世の中には到底追いつけないようなレベルのエンジニアはいる

海外から日本に来たエンジニアのレベルがすごすぎて、超ウィザード級ハッカーってこれかって思った。それ以外にも尊敬するハイパーなエンジニアがたくさんいる。それを目の当たりにして、めちゃくちゃがんばってもそれぐらいのレベルになった時、この人たちはもっと先に行ってるんだろうなぁと感じた。すごすぎる人たちを目の前にして自分のレベルを思い知る。でも自分にはまた違う才能があるはず。。と信じないとやっていけないw もちろん自分もエンジニアとしてもっと経験を積んでいきたい。でもそういうのを知れたから、じゃあこんなエンジニアがもっと増えるためには、もっと能力を発揮してもらうために出来ることはって考えるようになった。

考え方が違うエンジニアと働くのは楽しい

エンジニアでも一人一人考え方が違う。意識する場所が違う。サービスのスピード、セキュリティ、ソースコードの綺麗さ、モデルの設計の仕方、レビューに対する考え方、サービスとはどういう物か、ユーザーが求めているものは何か。いい出したらきりがない。別々のバックグラウンドを持って別の視点を持ってる人と働く事によって気付かされる事が多くある。自分が得意なところもあるし、苦手なところもある。それぞれ能力を発揮したり、補い合ったり、チームで開発する楽しさを学んだ。なので多様性は大事にしていきたい。また個人的には女性エンジニアとかももっと増えてほしい。サービスを作る側の人がまだまだ男性が多いので女性目線からもアイディアが出てくると何か変わってくるんじゃないかなぁとか思ってる。

そして、これからやりたいこと

直近の予定

たぶん当分はフリーランスとしてRailsのエンジニアとしてやっていくつもり。Railsエンジニアをやりながら、Airbnbで稼ぐつもり。こちらに関してはまた書きます。ものすごく働きたい会社に出会ったら就職もあるかもしれない、、けど正社員で働く日本のスタイルがもう自分に合ってないのではと思い始めてるのでちょっと違う働き方を模索したいなぁというところ。世界中旅行しながらリモート勤務で週3,4働いて、とかがありえる時代、そういうのにもチャレンジしてみるのもありなんじゃないかなぁとか。そんな会社が日本にあるかわからないけど。

中期的にやっていきたいなぁと思ってること

ざっくりいうとコミュニティ活動をもっと積極的にやっていきたい。

ギークハウス

今住んでるギークハウス界隈の活動をやっていきたい。ギークハウスの運営やるとか。ギークハウスは面白い人が多いし、色んな人と出会うきっかけも多い。ギークハウスに住んでエンジニアになる人もいるからそういう人を支援したいし、地方の学生とかはとりあえず1ヶ月くらい住めばいいんじゃないかなーと思ってる。

女性のエンジニアが増えるためになんかしたい

あまり具体的なアイディアはないけど、あれば積極的に支援したい。RailsGirlsとかWoman Who Codeとかもっと盛り上がってほしいし、参加出来るチャンスがあったら参加していきたい。

海外からくるエンジニアの交流場所を作りたい

アメリカ行って思ったのは、日本に興味持ってるエンジニアが結構居るなーという感じ。日本人エンジニアがシリコンバレーを意識する事は多いけど、実際海外から日本にくるエンジニアは結構いると思う。そんな海外のエンジニアたちが日本に来た時に立ち寄ってくれて日本人エンジニアと交流出来る場所とかあったら素敵だなぁと思うので作りたい。

おわりに

Life is an astounding journey

人生は素晴らしい旅である。ってディズニーも言ってた。また一つの旅を終えて、次の旅に出る。そんな感じ。別れも悲しいけど、これは同時に無限の選択肢を手に入れたのと同じ。おもしろそうな事に手を出しつつ、自分らしくまたがんばっていきます。1年7ヶ月の間、お世話になった方、本当にありがとうございました。これからもよろしくお願いします。

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